腰痛5つの危険信号
なぜ、ずっと痛みが改善しないのか?
「ぎっくり腰」「腰椎ヘルニア」と診断されて数ヶ月…
薬を飲んでも、コルセットをはめても、腰をマッサージしても痛みが一向に減らない方、腰痛をぶり返す方は多くいます。
実は腰の痛みが治りにくく、痛みを繰り返す方は体から危険信号が出ている可能性が高いです。
これに気付かずに同じことを繰り返しても、腰の痛みはよくならないかもしれません。
あなたはこの5つの危険信号に当てはまっていませんか?
腰の痛みが3ヶ月以上
持続している
イギリスの医師会雑誌であるBMJで発表された研究では、ほとんどの腰痛は1ヶ月以内に改善するといわれています。
参考文献:腰痛で仕事を休んだ人の痛みの経過を追った研究:Liset HM Pengel et al. Acute low back pain: systematic review of its prognosis. BMJ. 2003 Aug 9; 327(7410): 323.
ヘルニアによる腰の痛みの原因はヘルニア周囲に起こる炎症のため、治癒期間を過ぎればいつまでも腰が痛いなんてことはありません。
そのため痛みがいつまでも改善せずに3ヶ月以上持続している方は、他の要因で腰の痛みが起こっている可能性が高いといえます。
腰の痛みがほとんどない日もあれば、
激痛で動けない日もある
「長くつづく腰の痛みが強くて動けない日もあれば、痛みが弱く快適な日もある、、、」
こういった経験はありませんか?
これを「今日は調子がいい日!」「調子が悪い日…」と単純に考えるのは、いつまでも腰の痛みが改善しない方の典型例です。
腰痛の悪化と寛解には理由があります。
この理由となる原因がわからなければ、旅行や冠婚葬祭など大切な日に腰痛で動けないリスクを抱えたまま生活しなければなりません。
生活の中で同じ姿勢を
ずっと取っている
ことがある
デスクワークや立ち仕事など、どうしても長時間同じ姿勢でいなければならないことがあると思います。
しかしずっと同じ姿勢でいると、身体の同じ部分に負担がかかり続けてしまいます。
これが腰の筋肉であれば、どうなるでしょうか?
長くつづく腰の痛みは生活の中に潜んでいる可能性もあります。
この理由となる原因がわからなければ、旅行や冠婚葬祭など大切な日に腰痛で動けないリスクを抱えたまま生活しなければなりません。
腰まわりの筋肉ばかりを
鍛えようとしている
「腰が痛いのは、腰の筋肉が弱いからだ!」
このように考え、腰まわりの筋肉ばかりを鍛えている方は要注意です。
腰の痛みの原因が腰まわりにあるとは限らず、むしろ腰の痛みは腰以外にあることがほとんどです。
腰以外に痛みの原因がある場合、腰の筋肉だけを鍛えてもよくならないどころか、かえって悪化する危険もあります。
通っている整形や整体では腰のマッサージもしくは電気を当てられるだけ
危険信号4と同様に腰の痛みは他にある場合、いくら硬くなった腰の筋肉をマッサージしようが、電気を当てて筋肉を柔らかくしようが、すぐに腰の痛みはぶり返してしまいます。
痛みが出ている場所だけに施術することを対症療法といいます。
対症療法とは根本的な解決ではなく、現れた症状(痛み)に対して表面的に治療を行うことです。
根本的な原因に介入しているわけではなく、現象として現れた症状にしか介入していないため、いつまでも施術や治療を受け続けなければなりません…